■ ID | 1009 |
■ 種類 | 報告書 |
■ タイトル | 平成18年度ムサシトミヨ保護事業報告書 |
■ 著者 | 金澤光
埼玉県環境科学国際センター 木持謙 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | ムサシトミヨの生息環境の維持及び試験研究報告書、平成19年5月 |
■ 抄録・要旨 | 県の魚「ムサシトミヨ」 が安定的に生息できるよう、生息地元荒川の水源維持及び、種の保存、危険分散に係る試験研究を当センターで実施した。
飼育下での繁殖試験は、水生植物の種類及び給餌の有無による繁殖状況を試験し、各区併せて5,059尾を繁殖させた。種の保存に必要な個体数を危険分散用に蓄養するとともに、熊谷市立小中学校に繁殖用として分譲した。さらに、啓発展示用として貸し出及び分譲した。
ムサシトミヨの生存限界水温は、成魚及び稚魚ともに22度以下が生息限界水温であった。水温変化は成魚では水温が10℃前後に変動した各区で66日間の飼育期間中に半数以上がへい死した。稚魚では各区で15日間の飼育期間中にすべてがへい死した。河川では周年の水温差が10℃以上であることから、ムサシトミヨはこのような水環境では生息はかなり難しいと考えられた。 |
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